ナンパ大会「TN1」優勝者が語る回顧録|あの時、何を想ったのか

 

戦術とは、一点に全ての力をふるうことである。
Tactics are the case that everything exercises its power in one point.

– ナポレオン・ボナパルト

 

 

皆様こんにちは。のんちゃまです。

 

TN1 GPが終了しました。僭越ながら、優勝する事が出来ました。

 

先に断っておくと、ナンパの実力をたった8時間で正確に計測するのは不可能です。

 

今回参加された11名の方は、間違いなく地方ナンパ師最高峰の凄腕でした。

本大会を通じ、11名が街で声を掛けている姿を良く見ましたが、立ち位置やトークテンポ、表情の使い方等、全て完璧でした。

 

この大会、誰が優勝してもおかしくないくらい実力は競っていました。

 

また大会の誘いに対して「参加」を表明するのにも勇気が要ります。

 

なので結果問わず、先ずは参加者の方に対してはこの大会を盛り上げられた事に対して、お互いに激励をさせて頂きたいです。

 

今回は、僕がどういった戦術を用いて本大会に挑んだのかを解説します。

 

大会の概要

・参加者は界隈を牽引する凄腕11人
・運営は4名
・場所は某地方都市
・時間は19:00 – 27:00までの8時間
・即数 + 品質 + スピードで勝負
・1即あたり2点を加点
・最速の3名は各1点を加点
・品質上位7名に加点。1-3位は2点、3-7位は1点。
・審査員特別賞は各1を加点。
・ボイスレコーダ等で不正防止

詳細なルール&結果はこちらの公式記事を参照ください。

地方ナンパ頂上決戦【TN1】結果発表|ナンパ大会【TN1】公式
様こんにちは。TN1運営です。 2019/3/16(土)に行われた激戦 全国から選抜された11名の凄腕が、己のナンパを貫き、そしてぶつかり合いました。 その大会の結果発表及び、振り返りを記載します。 大会の概要 ポイントは、運営&解説にナンパ師4名を起用しルール作りを徹底。さらにボイスレコー...

 

「短期決戦」を制するという事

 

僕は、ナンパにおける戦術を非常に重要視します。

万物において、事前準備に勝る計略はありません。

 

 

いつものナンパスタイルは、仕事終わりに1,2時間だけフラっと街にでて、声を掛けた女の子と食事やお酒を楽しみ、お互い気分が乗ったら即、、、という、比較的ユルいナンパをしています。

 

ただし、今回は上記のようないつも通りの戦い方をしていては勝てません。

 

8時間という限られた時間、慣れない町でどのように即を量産するべきか

 

これが今回与えられたミッションです。

 

さて、どのように攻略するか。

僕が立てた戦術は、いつも通りのベースナンパはしつつ、以下の3点を徹底する事でした。

 

・直ホしか狙わない

・時間帯によって場所を変える

・射精はしない

 

 

直ホしか狙わない

 

今回の戦術のうち、最も軸となる戦術です。

8時間という限られた時間で、居酒屋に連れ出す事はリスク以外のなにものでもありません。

 

例えば1時間連れ出したとします。その1時間、自分は一切の声掛けが出来ません。

夜間のまだ浅い時間であれば、1時間もローラーで声掛けをすれば、絶対に即系に当たります。

 

その為、直ホのみを狙う事としました。

直ホを狙う為の工夫点は以下です。

 

 

スクリーニングを最大に

「スクリーニング(screening)」とは、ターゲットとなる集団の中から、目標となる可能性が高いものだけを選別する事を言います。

 

今回のTN1では、あえて雑にホテル飲み打診をし、それでもOKと言ってくれる、要するに話が早い即系を中心に狙うようにしました。

 

「居酒屋ならいいよ!」であれば放流。あくまで「直ホ」しか狙いません。

 

 

外観、立地の良いホテルに宿泊する

直ホする際、そのホテルに対する付加価値を付けるようにしました。

具体的に言うと、多少格式が高く、そして立地の良いホテルです。

 

居酒屋に3回連れ出して9,000円を払うのであれば、その9,000円をホテル代に投資して直ホを狙うべきと考えました。

 

限界までスト値を上げる

居酒屋を挟まないとう事は、声掛けからブリッジトークの10分程度で「ホテルに行っても良いかな」と思わせる必要があります。

10分のトークで出来る事には限界があります。

 

その為、大会に向けてスト値の徹底改善をしました。

特に意識したのは「肌」です。肌のきれいさで人の第一印象は決まります。

大会までの1週間で追い込んだのは以下です。

 

・隔日でサウナに通う

・毎日入浴&顔パック

・フェイシャル&眉サロンに行く

 

また、大会に備えて上着や靴は全て新調しました。

 

 

時間帯によってエリアを変える

 

次に意識したのがエリアです。

僕は、ナンパにおける「声掛け場所」の選定は非常に重要だと考えております。最初に書き始めた記事も、全てエリア攻略系の記事なのはその為です。

 

TN1の開催時間は19:00 – 27:00の8時間です。

この時間をどのように使うべきか。前日に会場に前乗りして調査し、得た結論は以下です。

 

Phase1|19:00 – 22:00

浅い時間においては、「飲み終わりの子」はいません。いるとして、「買い物終わり」か「仕事終わり」でしょう。

その為、Phase1の時間ではここをターゲットに選定した上でエリアを考察しました。

 

「買い物終わり」と「仕事終わり」の子が集中する場所はどこでしょうか?

 

駅です。

 

今から家に帰る女の子が集中しやすいエリアは、駅です。

 

その為、滞在ホテルに近い大型の駅を中心に戦う事としました。

 

Phase2|22:00 – 27:00

この時間はオーゾドックス。王道の戦略「飲み終わりの子を狙う」です。

飲み終わりの子はどこに集中するか。

 

繁華街と駅の間です。

 

その為、この時間は繁華街と駅の間をシャトルランする戦略としました。

 

 

射精はしない

 

ネタのように見えますが(笑

意外と盲点かもしれないですが、ここも徹底しました。

「射精」という行為はエネルギーの放出です。「女の子を手に入れたい!」という思いを、放出する事に他なりません。

 

その思いを放出せず、体内に保つ事によって、即後の再出撃のスピードを上げると同時に、街における声掛けの密度を上げるようにしました。

 

 

 

ここからは、短期決戦と通常時に共通する「声掛けストーリー」戦略になります。

 

声掛けストーリー

 

女の子に声を掛けるには理由が必要です。

詳細は割愛しますが、「〇〇だからつい声を掛けてしまった」を事前に考えておかないと、ただの怪しい人止まりで終わります。

 

今回自分が作り上げた「声掛けストーリー」は以下です。

 

Phase1|19:00 – 23:00における「声掛けストーリー」

・2週間前から出張でこの街に来ている

・知り合いが少なく、飲む相手が居ない

・夕方会社の先輩に誘われて、ウキウキしながら久々にお酒を飲みに行った

・予想以上に早い時間に解散になった

・先輩はどうやら今から別の飲み会らしいが、少し寂しい

・もう少しだけ飲みたい

・深夜はクラブに行く予定だが、それまでの時間をどう潰すか考えていた

 

 

Phase2|23:00 – 27:00における「声掛けストーリー」

・2週間前から出張でこの街に来ている

・知り合いが少なく、飲む相手が居ない

・もうすぐこの街から戻ってしまう

・さっきまで送別会を開いてもらっていた

・「もっと飲みたかったです~」と言われ気分が良くなった

・「三次会行く人!」と誘ったらだれも手を挙げなかった

・寂しいが無理強いはできない

・少しだけのみたい気分

・深夜に大学の友達をクラブに行く予定

 

あまりPhase1と2で差はありませんが、共通している項目としては、少しだけ飲みたいという点と後に予定が控えているという点です。

 

これを強調する事により、時間が無いからホテルで軽くという打診と、即が終わった後の放流への導線としています。

 

 

大会を終えてみて

 

僕は「天才的なユーモアセンス」た「誰でも刺せる外見」といった武器を持っていません。

 

ただ一つ強みがあるとすれば「考え抜く」事が得意で、好きです。

 

だから、誰よりも事前準備を徹底し、それを確実に遂行する事を目指しました。

 

僕の好きな言葉に、ナポレオン・ボナパルトの名言があります。

 

Take time to deliberate, but when the time for action comes, stop thinking and go in.

じっくり考えろ。 しかし、行動する時が来たなら、 考えるのをやめて、 進め。

 

 

大会開始直後、続々と参加者が連れ出しに成功していました。

 

正直、焦る気持ちもありました。

 

しかし、僕は自分で立てた「直ホ」にコミットするという戦術を一切曲げる事なく、ひたすら雑打診を続けました。

 

「この戦術で勝てる」と自分で、自分に言い聞かせました。

 

その結果、最速での即と最多の即の両方を手に入れる事が出来ました。

 

前述しましたが、ナンパ師の実力は8時間では測れません。

100回やれば、100回別の結果になります。

 

ただこの記事を読んで、短期決戦に挑んで勝利を手にしたナンパ師が、何を思い、何を考え、何をしていたのかの参考になればと思います。

 

この大会を通じてストナンの面白さを、一人でも多くの人にお伝えできれば幸いです。