微笑みの国

最近、記事を書くペースが減った。

 

ナンパ師として、人間として、経験を積むと、「新鮮さ」という感覚が鈍ってしまう。

 

どこに行っても、何を食べても、女を抱いても。

その全てが「過去に経験したな・・・・」という感覚。

それは、仕方のないことである。人の毎日は、慣れる。

 

そんな「慣れ」を打開する為ーー

新たな「刺激」を求める為ーー

日本のメスと成婚する夢が敗れ、海外との女との「成婚」を果たす為ーーー

 

我々は、微笑みの国・タイにセックス旅行をしに来ている。

 

「微笑みの国」とはタイの異名であり、タイの国民がおおらかで親切な人が多く、笑顔を絶やさない国民性を持つことに由来しています。

 


 

参加者一覧

 

私(のんちゃま・始祖の巨人):

セケスが好きな限界中年。婚活歴15年目の大ベテラン。

 


 

ファミチキ(上弦の壱):

界隈に蔓延する「スト値が高ければ即れる」という”イケメン至上主義”の概念を根底から覆す存在。

のんちゃま一門における階級(上弦・下弦)が創立された当初から「上弦の壱」を担い続ける老兵だが、「のんちゃまさんには、なりたくないです」「あなたのような人生は嫌です」と本人の目の前で言い放ってしまう。

頼れる兄貴的存在であるが、ゴーゴーバで言い値より高い金額を請求された挙句、嬢に3分で射精させられてしまい即帰宅されるという痛恨のケアレス・ミスを犯してしまう、ウッカリな一面も。

 


 

デストロイ将軍(上弦の四):

師匠が運転する車(高速道路)で、突如後部座席のドアを開けて「Yeah☆チェケラ・夜風気持ちいぜ🎵」と狂った行動をする、陽気なサイコパス。

今回の遠征では、クラブへ行き妹の誕生日を祝っていた兄妹(タイ人)の妹に対してボッキをしてしまい、「ういーっすw俺も誕生日祝わせてや^^」と狂気の乱入を果たして兄を説き伏せ、妹をアモッグしてホテハン即を達成。

挙句に「シコいこ即ったんでパスいりますか?^^」とまで言い放ち、参加者一同をドン引きさせる。

この遠征により、「上弦の5→4」への昇格を果たす。

 


 

死ぬまでヤっ太郎(下弦の壱):

大阪でストナンをした際、搬送用のアパホテルを予約(1.5万)して挑んだクラブで奢りまくったが惨敗(2万)、その後声かけした案件がアパホテルを嫌がったためラブホに搬送(1.5万)したがホテ内で負け。

翌日も悔しくて街に出た結果、ボッタクリバーの被害(5万)に遭い坊主。

翌週の白浜遠征も坊主だったが、スマホを水没(12万)させてしまう。

 

” 22万円を一週間で失った、下弦最強の男 ”が緊急参戦。

 

帰りのフライトの日程を間違えてしまい追加で9万円を支払った彼のクレカ請求額は、100万円を突破した。

そんな彼は今回の遠征で、七人で入ったガパオライス専門店で、なぜか八人分のガパオを注文してしまう。

 


 

Do(体は鉄で出来ている・下弦の六):

 

今まで風俗に溶かした金額は優に200万円を超える豪傑が参戦。滞在3日にして10人の風俗嬢を抱き、持参した金の8割を使い果たす現場至上主義の男。

テーメーカフェではどの嬢にしようか決められない他の男性を差し置いて、店内をグルっと一周しただけで「あの嬢ですね」と即断・即決・即実行でお持ち帰りをする事を4回する。

 

英検5級に二度落ちた程度の英語力しかないにも関わらず、現地では率先して英語で嬢とコミュニケーションを取る。

その”最低限に削ぎ落とされた、美しく無駄のない英会話”はDo・Englishと呼ばれ一定の評価を得る。

 

今回の遠征でも、閉店5分前のテーメーカフェに対し疑問を呈するファミチキに対して「5分あれば十分決められますよ」と笑顔で入店。

複数人と交渉していた店内で一番可愛い女子の正面に立つなり「Hi, Good morning(深夜2時). I’m SEX. Come.」と鋭利な英単語で切り込み、その強烈なノンバで交渉中の中国人&インド人をドン引きさせる。

そのままNo1嬢をぶっこ抜き、Line交換をしておかわりも果たす。

今回の遠征の結果、ついに悲願の「下弦の六」となる。


 

山本五十六:

現地滞在8日の旅程で「現金1万円」しか持参していない事をファミチキ(上弦の壱)に問い詰められた際、テンパってしまい「ぎ、銀行残高は3万円あって・・・」と参加者全員の前で財産額を公開した挙句、「ペ、PayPayにも1万円入って・・・」とタイで使えない決済に言及してしまう非常に残念な存在。

 

こういった”危機的”な貯金額にも関わらず、バンコク3泊+パタヤ3泊+バンコク1泊の旅程で、なぜかバンコクのホテルを7泊予約してしまう。しかも全日程朝食付き(返金不可)。

 

帰国後、障害手帳の申請をする事を全員と約束。

そんな彼が初日からゴーゴーバー(3万円)で散財をした結果、当たり前に本人の支払い限界を超え、ファミチキ(上弦の壱)の所持金までゼロにさせてしまう。

兄貴に迷惑を掛けてしまった事で落ち込んだ彼は、翌日の寺院巡りを欠席してホテルでFC2PPVを閲覧していたが、ムラムラが限界を超え障害持ちの立ちんぼと1500バーツで性行為をしてしまいーーー


 

イノヲ:

タイまで来たのに勇気が出せず風俗に行けないという、まるで”ちいかわ”のような男。


 

 

さて、この旅の全てを書き残したいのだが、それをしてしまうとそれこそ”一冊の本”のレベルとなってしまうので、痛烈に残ったシーンを書く。

初日の夜の話である。

 

デストロイが「ナナプラザ(ゴーゴーバー)、パスポート不要で入れますよ!」と豪語していたので手ブラでゴーゴーバーに赴いた我々は、入り口のセキュリティから「パスポートない奴は入れないよw」と言われ、周囲にいたインド人にも笑われながら一旦ホテルまで撤退した。

後から彼に「あの情報、どこで確認したの?」と聞いたら、元気にハキハキと「何も確認してません!いけるかなって!」と返答をしてくれた。

元気があって、嬉しい限りである。

 

ホテルまでの帰路、道脇をみると多数の”立ちんぼ”が目に飛び込んでくる。

飛び込んでくるというか、彼女達の強烈な視線が刺さる。タイは若い女性に占める生産業従事率が世界トップらしい。

風俗の街である。

チンチンが熱くなる感覚を覚えながら、再びゴーゴーバーへ。

 

 

確かに、タイの女は可愛い。

日本の女子とは少しだけ傾向が違うが、顔立ちの整い方やボディラインは完璧である。

日本女子の優位性はもう、無さそうだ。

 

ただ、ゴーゴーバーからのセケスは、何かグっと来ない。約束されたセケスに対する、エンタメ性の不足とでも言おうか。

 

他の店舗も数個、回ってみる。多数の美女から強引にアプローチされる。

価格は「4000バーツ」と聞いていた(しかしこれが6000バーツだと言う事が後ほど判明し、初日から3名が現金不足で詰む)。

 

股間にグっと沸く何かが無かった私・デストロイ・イノヲは、ゴーゴーバーを後にする。

どうしようか考えていながらバンコクの汚い路上を歩いていると、我々を追い越したセクシー美女2人がチラっと横目でこちらをみる。

あまりにも綺麗な横顔だった。

 

1人は、アイドル系の顔立ちである。Black Pinkのジェニーに似てた。彼女はジェニーと呼ぼう。

 

もう1人は美人系。ギャル系統であるが、とにかく乳袋がデカい。彼女は”乳袋”と呼ぼう。

 

立ちんぼか?いや、歩いているので一般人か?

思わず、呼び止める。

 

「何をしているの?」

「ちょっと散歩してただけ」

 

しかしまあ、明らかに散歩の格好では無い。一般人感はない。

 

「どこから来たの?」というような、他愛の無いアイスブレイクから始める。デストロイも会話に参加して、4人ですこし会話をする。

 

 

相手からいきなり「ホテルに行っても良い」と逆打診される。

どうやら、たちんぼで確定のようだ。

 

しかし、パっと見た限りだとレディボーイの感じもする。挿入ではなく、一旦はブロージョブで打診を仕掛けてみる。

 

「いくらでブロージョブしてくれる?」

「・・・ひとり、2000バーツ!」

「高い。1000だ。」

「・・・・1500バーツなら」

「1000だ」

 

私の中のブロージョブの相場は、「五反田・ハイパーレボリューション」の6000円である。

「1000バーツ=5000円程度」なので、ブロージョブの上限は1000がMAXである。日本人だかと言って舐めるな。

これを超える金額を、ブロージョブに支払う事は出来ない。ポリシーである。

 

美女2人が相談し始める。

こちらもデストロイに対して、相談の状況を伝える。

 

「分かった、1000バーツでいい」

相談の結果、相手側女子が合意する。

「OK、ホテルに行こう」

 

 

交渉に熱中していたせいで、イノヲが居ない事にようやく気がついた。ふと後ろに目をやると、我々が交渉する後ろ姿を、”ちいかわ”のような表情で見守っていた

イノヲ「わァ・・・・あっ・・・」

可愛いやつである。

 

ちいかわに見送られながら、レディボーイと思わしき2人をホテルへ搬送する。

 


 

 

ホテルに到着。

別々の部屋を押さえていたのだが、シャワー浴びている最中に荷物取られる・・・のような危険性も考慮して、1部屋に4人が入る。

 

この空間に男4人と考えると、冷静に笑えてくるのであるがそこはご愛嬌である。

 

荷物を見張りつつ、交代でシャワーを浴びる。

 

シャワーを浴び終えて、行為開始。とりあえず、自分はジェニーにシャブってもらう。乳袋は、デストロイの方を担当。

 

さて、ジェニーさんのテクニックを見せてもらいましょうかね。

 

ん・・・・上手じゃ〜〜〜ん^^

思わず、微笑みがこぼれてしまう。

 

継続。

んーーー

んーーーーー

うん、わるくない。

 

しかし、頑なに下を脱ごうとしない。これはもう、MENで確定である。

まあ、フェラがうまいので、よしとする。

 

もう男女の差はなんなんだろう?隣を見ると、ネットリとフェラをされて恍惚の表情を浮かべる弟子の姿があった。

 

目が合った時に、デストロイから謎の「Good」サインをされて、一瞬なえそうになる。

 

しかし・・・・

隣の乳袋が気になる。ここで「女ちょっと交代して欲しい」とか言ったら、雰囲気壊れるだろうか。

 

ジェニーの気分悪いだろうな。

自分のフェラが下手なの?と思わせて、女心に傷を・・・・いや女ではないか。

 

しかし、私の心から沸々と湧き上がる、”豊胸が好き”という感情が一線を超えた。

倫理とかそういうの一旦置いておいて、止まる事は出来ない。

 

「Shall We Change?(交代しない?)」

 

ジェニーが衝撃の表情でコチラをみる。「え?お前、私のペニスをしゃぶるの?」と言いたげな目だ。

違う、そうじゃない。

嬢に「乳袋とジェニーを交代をしてほしい」という旨を伝える。

 

快諾をいただく。シャワー浴びたらOKとの事。しかもお値段そのまま。

マジか。

お得じゃん!

 

すると、嬢から「1500バーツで挿入しないか」と聞かれる。初日からアナル・セケスはちょっと・・・・と思っていると、デストロイはノリノリで「セケスしましょう!」と言ってくる。

 

おそらくデストロイは、まだ彼女たちがニューハーフであることに気がついてない。

 

一旦セケスはお断りする。

先にデストロイがシャワーを浴びている間、手持ち無沙汰なので両手で乳首を攻めてもらう。

見下ろすと、2人の美女が私の乳首をペロペロとしている。

んーーー

んーーーーー

素敵な光景である。

これが微笑みの国かーーー

 


 

シャワーを浴び終えて、乳袋にフェラチオを交代してもらう。

んん〜〜〜〜きもちい^^

後から知った話なのだが、嬢から「口の中の射精はNG」と言われていたようだ。

しかし、その英語を聞き取れなかった(聞き取らなかった?)私は、普通に口の中で限界を迎える。

いぐーーーいぐいぐ!

やれやれ、僕は射精した。

「口中射精禁止」を平気で破った私に対して、乳袋は嫌な顔ひとつせず手コキを継続してくれる。素晴らしいサービスである。

隣を見ると、デストロイも、ほぼイキかけの顔をしている。邪魔をしてもアレなので、シャワー室に撤退する。

すると、部屋の中が少し騒がしい。デストロイの声が聞こえる。

 

「Oh… Are You Boy!? MEN??(男だったの?!) Oh~~~!!! OK.. OK…. No Problem….. Better!(逆に良い)」

 

「Better(逆に良い)」って何?

 

どんな様子か気になって部屋に入ると。

そこには、ニューハーフ2人に乳首攻めをされながら、”ゴリラ握力オナニー”をする弟子の姿があった。

 

流石に相手がニューハーフと知って、ペニスが萎えたらしい。

 

これは・・・

初日から、なんという光景だ・・・

 

デス「師匠!気が散るんで消えてく下さい!」

 

叱責されてしまったので、バスルームに戻る。

 


 

〜翌日〜

 

ヤッ太郎「ニューハーフ見分けられんかったのかw」

デス「すいません;;」

ヤッ太郎「普通にわかるだろw」

の「いや、これが結構難しいんだよね」

 

結局、”ニューハーフである”という事実に萎えてしまったデストロイは、乳首攻めをされながら”ゴリラ握力オナニー”を15分継続し、なんとか射精にたどり着いた。

 

 

ヤッ太郎「普通、見た瞬間にわかるくね?」

の「立ちんぼのニューハーフ率が高いのは念頭にあったから、俺はわかった。ちいかわは、後ろから見てて分かった?」

ちいかわ「エットォ・・・・少し・・・・」

 

デス「俺だけ気が付かなかったんすかw」

ヤッ太郎「wwww」

ヤッ太郎「ニューハーフの見分け付かんなんてww雑魚やないすかww」

 

ーーーーこの3日後。

ヤっ太郎は、「クラブでバンゲした激シコ美女とアポに行きます!」と、肩で風を切りながらバンコク屈指のルーフトップバーに入店。

 

5時間・2万円の支出の先に美女をホテハンするものの

 

彼女は、ニューハーフであった。

 

 

怒りに暴走したヤっ太郎は、山本から借りたホテル(7泊)を、4日目にて勝手にチェックアウトするという”謀反”に出る。

この謀反により最終日のホテルを失った山本は、直前のホテルを抑えるしか手が無くなり貯金が底を着きる。日本に帰った翌日から、彼は「タイミー」にて配送の仕事をする事となった。

 

こうして、我々は次の目的地である”パタヤ”を目指す事にした。

 

ーーーー後編・南国パタヤ編に続く。