東京鎮魂歌

叫べ

 

叫べ

 

この狂った東京砂漠で

 

魂の鎮魂歌(レクイエム)を、絶唱せよ

 

 

この記事に登場する人物

▼ のんちゃま(主人公)

 

▼ ゴラッソ田村麻呂

 

▼ るいるい

 

▼ ナンパの基本は「酒・暴力・セックス」の人(懲役さん)

 

▼ ゴリス(アイコン本人)

 

初日|ゴラッソの憂鬱

色々あって帝都に行った。まあ色々あった。そのうち分かる。

 

初日。

到着して取材やら講習やら、諸々を終了させる。

 

今回は都内某所の高層ホテルを取っていた。こういう場所だと、つい「タワマン立ちバック」をしたくなってしまうのが男性という生き物である。

 

▼ ここでタワマン立バックしたい

 

時計を見る。

既に23時を回っていた(遅い)。

スマホを見ると、ゴラッソから特濃のハメ撮りが送られていた。

 

ゴ「彼女も欲しいし、人の心を取り戻すため、今日は丁寧にナンパします」

 

~1時間後~

 

ゴ「弾丸★ゴラッソ」

ゴ「のんちゃまにハメ撮り送ろっとw」

 

▼ コイツ・・・

 

なんかムラムラ★ムカムカしてきて、オチンチンがパンパンになってしまったので街に出る。

 

▼ 俺はチンパンジーか?

 

しかし、疲労のせいか頭が上手く回らない。

 

の「すいません、俺の夢をかなえて欲しくて・・・」

女「はあ、、、」

の「タワマン立バックしたいって目、してませんか?」

女「!?キモ!??!」

 

▼ いけない、疲れている

 

そんな雑ローラーをしていると、ゴラッソに遭遇。

 

ゴ「のんちゃまさん、お久しぶ・・・あ、ちょっとお姉さん」

の「おう、久しぶ・・・あ、ちょっと一瞬」

 

全然会話がかみ合わない。

その後に軽くコンビ。

 

女「私、東北出身で~」

の「あ、そうなんだ。ちなみに俺の出身は〇〇で」

女「は?聞いてないわ。キモ」

の「!?!?」

ゴラ「wwww」

ゴラ「wwwwwwwww」

ゴラ「wwwwwwwwww腹痛いwww」

 

 

いや笑い過ぎだろ。

これ絶対ブログとかに書かれるヤツだ・・・

 

▼ 書かれました

https://twitter.com/gintoki_street/status/1553676111229632512

 

そんな事をしているうちに、体力の限界を迎える。

初日は坊主で終了

 

▼ やっぱ辛えわ

 

 

二日目|ノンバーバルの”本質”

朝、早めに起きて。

るいパレに行く。

 

▼ るいさん(じぇーはめ)

 

某英国製スピーカー音源によるオーディオがあるとの事でワクワク。

アナログ系再生の実力を見せて頂こう。

 

しかし、何故かゴラッソも居た。

君の様なクソガキに、オーディオが理解できるのか・・・出直して来い。帰れ。

 

とりあえずパレスに到着。

 

色々な音源で聞く。

 

途中、「アナログだから音の情報量が」「デジタルと違って”0・1″で無く」「スピーカーの接地と距離が」辺りの話をすると、ゴラッソが合いの手のように「だから結婚出来ないんすよw」と返してきた。

▼ コイツは、埋めた方が良い

 

そのまま帝都で開催されたクラスタBBQにお呼ばれしたので参加。

幹事:るー。お疲れ様。

向かっている最中、運転手のとある(2年ぶり)に挨拶したら「え?お前誰?」と返されたのが良い思い出。一緒にTN1戦ったのは幻でした。

 

会場にイン。

すると、ヒョロガリ・チー牛陰キャ・眼鏡のゴリス君が現れる。

 

▼ 見るからに雑魚でキモい

 

ゴリ「オイ、Nan!バトル シヨウゼ」

の「ん?ごめん、声が小さすぎて何言ってるか分からんわ・・・

ゴリ「ハ? スパーリング シヨヤ」

の「ノンバ弱すぎて何も聞こえんwww」

とりあえず雑魚は適当に放置する。

 

久々に会うクラスタとも談笑。rejiは痩せた悲しい姿になっていた。

beeがタクシーの運転手から「お兄さん・・・反社の人っすよね?」と聞かれたという話が一番ツボだった。

 

クラスタに挨拶する時に「どうも・・・のんちゃまです(ドヤァ)」とドヤ顔してたけど「え?お前誰?」みたいな反応の人多かったので、まあ俺の知名度もそんなもんです。

 

参加者は皆、胸元にテープで書いた名札を張っていたのだが、kyoの胸元には「酒・暴力・セックス」と書いたテープが張ってあった。何で?

これが名札替わりなのであろうか。シンプルに怖い。

 

 

ふと見ると、ゴリス君が川に投げ飛ばされてイジめられてた。

やっぱり、過去にイジめられた人間ってずっとこうなるんだろうな・・・・と。

しみじみ。

▼ 川に投げ飛ばされて号泣したゴリス君

 

唐突にミッキーから「ちゃまさんはぁ~↑↑なんかぁ~恐竜っぽい的なぁ~?ラプトルに似てるとか~~なんスよねえww」と誹謗中傷された。

コイツは許さない。殺す。

▼ 今度会ったら噛みつく(誰が恐竜や)

 

ミ「いや~ちゃまさんはぁ~〇〇だから結婚出来ないんすよ~↑うぇい」

kyo「いや、ミッキーの方が普通に結婚出来ないと思うぞ」

ミ「およっ!?」

このやりとりがショックだったのか、ミッキーはその後、泥酔して段ボールのゴミと共に捨てられていた。まるでぼろ雑巾のように。

▼ ダンボールと共に捨てられるミッキー

 

ふと見ると、スイカ割りのスイカの代わりにゴリス君を割るというゲーム(通称:ゴリス割り)が開催されていた。みんな楽しそうである。ゴリス君は白目剥いてガチ失禁していた。

▼ 叩き割られたゴリス君(無念)

 

お前ら2人の死は無駄にしない。

そんなこんなでBBQを楽しんで帰宅。

 

 

宿に戻る。

スマホを見ると、ゴラッソから「メンタルさんのホテルでシャワー浴びてから出ます」とLineが来ていた。

蟻地獄に自ら足を踏み入れる蟻である。

脳味噌無いのか?

 

とりあえず睡魔が限界だったので、1時間程仮眠を取って街に出る事に。

 

1時間だけ

1時間だけ

 

気が付くと3時間が経過していた。

もう夜更けである。

終わった。

 

起床してスマホを見ると、やっぱりゴラッソは”食われて”いた。

良かったね。

 

時刻は23時。

まあウダウダ言っても仕方ないので街に出てローラー。

 

帝都の空気は淀んでいる。浄化が必要だ。

さあ、ゲームの始まりだ。

 


 

帝都攻略の絶対条件は「声掛け数」にある。

どのような状況にあろうと、日本で一番オープン率が低いのは帝都である。

 

その為、1声1声に無駄な動作は挟まず、フロントであろうが最短距離で接近し声掛けをし続ける。

帝都の反応は分かり安い。

 

女子のガンシカも「上手い」。

ナンパ師が入り込むスキが1ミリも無いような、綺麗なガンシカ。このようなリアクションをされる分には、こちらとしても有難い。深追いは一切せず、次のターゲットに移行する。

 

淡々と声掛けを続ける。

無駄な感情は抑える。ガンシカが続いても、第一声のテンションを落とさない。

まるで”機械”のようなローラーをする。10年の帝都ナンパ生活により身についた”機械化”の神髄を発揮し、60分程、無休憩で声掛けを続ける。

 

そしてついに、案件にヒット。

 

富山から来ている案件。

友人の家に宿泊する予定だったら、連絡が付かず泊まれるホテルを抑えようとしている所だった。

普通に可愛い。

そしてシコい。有村架純風の美女。擦れても居ない。

 

無理な案件を深追いせずに浅いスクリーニングと声掛け数を継続する事により、こういうラッキー案件に遭遇出来る可能性は飛躍的に上がる。

帝都のストナン=声掛け数が実証された瞬間である。

 

「実は今、泊まる場所探してて・・・」

 

勝った

 

いや、勝っただろこれ

 

 

ゴリス君やD.D.モニカのような雑魚にハメ撮りを送る光景が目に浮かぶ。

笑いを抑えるのが必死である。

 

 

ただ、万が一の可能性で友人から連絡が来る可能性もある。

ここで暴力性の高いナンパ師だったらスマホを破壊するが・・・・冷静になれ。俺は「ジェントルな大人」のプロナンパ師、のんちゃまである。

そんな事はしない。

決して、友人からの連絡を恐れて案件のスマホを破壊するような事は、しない。

 

▼ スマホを破壊してハイエースで拉致する人

 

▼ 仙台の路上でぴえんとガチ相撲をする人

 

そう、スマートにやろう。

「こんな所で立ち話はアレだし」と理由付けしてコンビニにイン。

すぐ近くのホテルに泊まっている事だけを伝えておき、コンビニで「明日の朝ごはんはこれで良い?」という、スマートな大人打診を仕掛ける。

案件も「ああ、なるほどね」という感じで、スタバのチルドカップを手に取る。

 

すまんな、お前ら。

恐竜顔のオッサンでも、本気を出せばこういう奇跡が起きるんだよ。

ナンパの神様・・・本当にありがとう。

手を繋ぎながらホテルに向かう。

 

ホテルのロビー辺りで、彼女のスマホが鳴る。

マジ?

嘘だろ

 

「え!?あ、迎え来てくれたの!?」

「・・・・?」

「ごめん、ちょっと、男友達がもう迎え来たみたいで・・・」

 

 

 

 

・・・・終わった

 

本当に終わった

 

スマホ叩き壊しておくべきだった

 

ナンパの基本「酒・暴力・セックス」を疎かにした結果

 

ナンパの神様よ。

殺すぞ。ガチで。

 

 

その場で何とか粘ろうとしたが、結局男からの鬼電が止まず、面倒な事になりそうだったので負けを認める。野生は死ね。

 

気持ちを切り替える為にスタバのチルドカップを飲む。なんだこれ、甘すぎて「珈琲」と呼べるモノでは無いぞ。豆の産地は?ロースト方法は?

▼ 泥水なの?死ねや

 

 

深呼吸をする。

思い出せ。

自分が今、「何」をするべきなのかを。

 

帝都攻略の絶対条件は「声掛け数」にある。

深追いは一切せず、次のターゲットに移行する。

淡々と声掛けを続ける。

無駄な感情は抑える。ガンシカが続いても、第一声のテンションを落とさない。

 

 

ナンパの神「やれますかー?」

 

まだ俺は・・・やれる!!

 

気持ちを切り替えて、再度”機械式”ローラーを再開。

声掛けを続ける。

続ける。

 

そして30分後。

 

「今から新潟に夜行バスで帰る」という、ぴえん系に遭遇。

 

ぴ「今から夜行バスで帰るから無理だってw」

の「大丈夫!大丈夫だから!!!」

ぴ「いや何が!?!?」

の「まあまあwww」

 

気迫の”押し”。

一歩も引かない。

 

散って行った者達の無念を、ここで晴らす

 

▼ 東京で命を落とした者

 

彼らの「死」を無駄にするな。

無駄死にには、させない。

お前らの無念は俺が晴らす。

 

怒涛の粘りを見せる。

 

これは、この街で散った弱者への鎮魂歌(レクイエム)である。

 

絶唱を続けろ!

 

の「人生365日かける80年で3万日あるんだよ、一日くらい夜行バス逃して、男に抱かれる日があってた方が楽しいでしょ!!!!!!」

の「え、逆に2022年になってから”タワマン立バック”したことある!?無い?奇遇、俺も!」

の「もうこれ”運命”でしょ!」

の「全部夏のせいにしよ!」

の「もしここで拒否されたら、俺がバスに突っ込んで死ぬ!!!!」

の「飲み足りないって魂の叫びが聞こえました!!!」

 


 

・・・

 

 

・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

粘ったら即れた。

マジで良かった。

何か良く分からんくらい刺さって翌日もヌクヌクしてた。

 

取り合えず、供養も含めてタワマン立バックのハメ撮りをゴリス君に送る。

 

ゴリス「Nan! コノ ハメドリ エッチダネw」

うーん、ノンバが弱いなあ・・・

▼ 何言ってるか聞き取れないんだよなあ

 

 

そんなこんなで、残りの時間は取材に使った(因みに翌日も即れた。その子に品川まで送ってもらった)。

 

やはり、この街は面白い。

散っていった者の魂を背負い、狂った街で踊りあかそう。